積水ハウスで建てる 夢のマイホーム計画 家づくりブログ

マイホームを計画される方の参考になればと思います

こだわりポイント【床材】

今回は注文住宅でのこだわり①

今回は注文住宅でこだわったポイントです。

見た目を決める大きな要素として、内装については、
床・壁・天井が大きな面積を占めます。この中で天井については普段視線が行きづらいので、大きいのは床と壁になります。

その他、LDKならキッチン・洗面スペースなら洗面台などの設備面も影響してきますが、全体を通して影響が大きいのは床と壁になります。

外装については、壁材・サッシ(特に位置関係)・屋根・室外設備類です。

今回は床材についてです。

床材の種類

大別すると以下になります。

石・タイル

木質フローリング

畳類

さらに、木質フローリングの中にシート・突き板・挽き板・無垢材に分けられます。
※塩ビ系や、クッションフロア系は除いています。

畳類については、和室以外に使うことはないと思うので話題からはぶきます。

フローリングについては、住宅メーカーによりますが、大抵はシート材か突き板が標準仕様になっているかと思います。

無垢材・挽き板・突き板の違いがわからないと思いますので解説しておきます。
【無垢材】
木から切り出した木そのものでできた床材
【挽き板】
合板の上に2ミリくらいに挽いた板を貼り付けた床材
※2ミリは実際にみると結構厚みがあるため、よほど深くえぐれたりしない限り下地の合板は見えません
【突き板】
合板の上に0.3ミリ程度に薄くスライスした板を貼り付けた床材
見た目は無垢材や挽き板と変わりませんが、少しの傷で下地が見えたり歩くと違いがわかります。

簡単にメリットデメリットを書いていくと、

●石・タイルメリット
→床材そのものは半永久的に使える、目地などは経年劣化が発生するものの、床材そのものは、一般的な人が建てて死ぬよりも寿命が長い。
→固いため、床が傷つくことはほぼない。
→メンテナンスが楽、水やや汚れに極めて強い。
→高級感
→タイルに関しては凄まじい種類がありバリエーションが豊富
→夏はひんやりする
●石・タイルデメリット
→高い(特に石)
→固いため、こけたりすると怪我につながる。
→家事で立ち仕事をしていると足が疲れる。
→冬冷たくなることが多い
→夏場に足汗をかくとベタベタする
→ショッキ等を落とすと簡単に割れる

●無垢材メリット(一部樹種によるものを含む)
→木そのものが呼吸していて経年変化を楽しめる
→個性があるので、全く同じ床にはならない
→熱伝導の関係で夏も冬も足裏そのものは快適(空気の影響はあるので過度の期待は禁物※特に冬場)
→補修がしやすい
→木そのものの感触
●無垢材デメリット(〃)
→水に弱い(水に強い塗装もあるがそれを選ぶと無垢材の良さが減る)
→簡単に凹むし傷つく
→床暖房対応品が少ない
→乾燥していると収縮し隙間ができる(ゴミが溜まる)
→木の個性によるので製品が不安定であたりはずれが存在する

●突き板メリット
→合板が下地にあるため、無垢材の用に建てた後に動く(収縮したりそったり)することがない
→水に強い場合が多い(コーティングしてある)
→遠くから見ている分に無垢材と見分けがつかない(詳しい人がみれば多分わかる)
→安い
●突き板デメリット
→少しの傷で下地が見える
→ふみごごちは無垢材よりも硬く、目を瞑っていてもわかる

●挽き板メリット(基本的に無垢材と突き板のいいとこ取り)
→無垢材よりは安い
→表面2ミリは無垢材と変わらないため、同じ塗装方法なら見分けはつかないし踏んでもわからない
→合板が下地にあるため、無垢材のように建てた後に動くことがない
→塗装バリエーションが豊富で水や汚れに強くすることも
→製品が安定している
●挽き板デメリット
→突き板よりは高い(ものによっては無垢よりも高い)
→凹むし傷つく

こだわりった樹種選び

住宅の床材に使われる樹種として、

ウォルナット(ブラックウォルナット)・チーク・オーク・桜材・ブラックチェリー・タモ・ヒノキ・スギ・メープル・サペリ・マホガニー・・・とあるのですが、代表的なものだと、
ウォルナット・チーク・オーク・ブラックチェリーあたりが多いですね。

濃いめならブラックウォルナット・薄めならオークとなる事が多いかと思いますし、人気があるだけにとても魅力的なのですが、こだわりを持ってる主としては他と同じは嫌。

いろんな木を見ている時に、実際に大きな面積にマホガニーを張っているモデルルームを見て、「これだ!」と思ったたのですが、マホガニーってめちゃくちゃ柔らかいんですよね。爪で押したくらいで凹ませられます。
マホガニーの良さはどくどくの年輪で、他ではみられない木目が入ります。

で、似たような樹種でサペリといものがあって(これも独特の年輪が入る)これまた綺麗で新築時はマホガニーよりも濃いめです。サペリかマホガニーに決めて、次に無垢材か挽き板かのせめぎあいになりました。

猫とキッチンのことを考えて挽き板になる

妻が調理中に水をこぼすので、無垢だと手入れが大変になるのでキッチンスペースはタイル張りを考えていたのですが、キッチンの見切り位置が絶妙に難しく(キッチンのデアインも相まって)、耐水性の高い塗装を施した挽き板にすることになりました。
あと、猫を買うのですが猫って犬と違って完全な肉食なんです、犬は雑食。
で、これが何に影響するかというと、無垢材によく使われる植物由来のオイル塗装(エッセンシャルオイル)を、猫が舐めた場合消化できないんです。
木材屋にいっても詳しくないので大丈夫かどうかは判定つかないですね(無責任に大丈夫という方もいらっしゃいましたが)獣医と木材を行き来するのも面倒なのでエッセンシャルオイルを使わずにコーティング塗装をしているものにしようと考え、そうなると無垢材の魅力が減るため挽き板でいっか。
とまぁこんな感じですね。

我が家の床材

そんなこんなで、我が家の床材ですが以下で決定しました。

LDK・主寝室→サペリ挽き板

寝室(子供部屋)→サペリ突き板(予算の関係で挽き板断念)

玄関ホール&書斎→タイル張り

その他、脱衣室やトイレなどは機能性重視のクッションフロアです。